MENU

物語の舞台を巡る Book Trip―名古屋駅西 喫茶ユトリロ―

  • ホーム
  •   >  物語の舞台を巡る Book Trip ―名古屋駅西 喫茶ユトリロ―
百瀬、こっちを向いて。 名古屋駅西 喫茶ユトリロ/株式会社角川春樹事務所

名古屋駅西 喫茶ユトリロ

東京生まれの鏡味龍は名古屋大学医学部に今春から通う大学生。喫茶店「喫茶ユトリロ」を営む祖父母宅に下宿している。ある日、龍は店の常連客から「ピンポンダッシュをされ、外に出ると家の前に手羽先の骨が置かれて困っている」という不思議な相談を受ける。龍は友人と先輩の助けを借りて、ピンポンダッシュの謎に挑むことになる。3人の調査はまず、代表的な“名古屋めし”である手羽先を食べるところから始まった―。

タイトル:名古屋駅西 喫茶ユトリロ
著者:太田忠司
発行所:株式会社角川春樹事務所
価格:¥660+税

笑って泣いて、おなかがすいて。名古屋発の人情系ミステリー

グルメを題材にした作品は数あれど、それが“名古屋めし”に限定した小説となると、少し珍しいかもしれません。「名古屋駅西 喫茶ユトリロ」は、そんな名古屋めしを、1話につき1つ紹介するミステリー短編集です。作者の太田忠司氏はもちろん愛知県生まれ。太田氏いわく、物語の舞台となった「喫茶ユトリロ」は、実際に名古屋市中村区で営業している「喫茶すず」をモデルにしているそうで、その他に登場した手羽先唐揚げの「鳥開」、カレーうどんの「黄金家」、海老フライの「ひょうたんや」などなど、すべて実在するお店。1話読み終わるごとに“次に名古屋を訪れたときに行く店リスト”がどんどん増えていきます。ミステリーといえども、人が死んだりするようなものではなく、常連客が持ち込む“一風変わった出来事”がほとんど。事件を解決するまでの道のりで、一見どこにでもいる普通の人の、さまざまな“思い”に触れてしまうことがあります。そんな場面では思わずホロリとしますが、ページをめくるとまた、そこには新たな名古屋めしが。笑って、泣いて、おなかがすいてと、なんだか忙しい、けれどもとっても楽しい、新感覚の小説です。名古屋弁も、ソウルフードも、人情も、まるごと名古屋の魅力をたっぷりご堪能あれ!

Page Top